2024/4/26(金)19:00~22:00(予定)
災害と宗教とボランティア ― 地域再生におけるお寺・神社・教会の可能性
Posted by local knowledge on April 8th, 2024
阪神淡路、東日本、熊本、能登…、この30年のあいだ大震災が起こるたびに、政府や自治体の支援策が大きく取り沙汰される一方、全国から集まるボランティアによる支援活動がクローズアップされるようになりました。そんな中で宗教学者の島薗進さんは、災害支援における宗教教団・宗教者の活動の広がりに着目してこられました。
石川県小松市にある圓満山本光寺の僧侶である八幡真衣さんは、コロナ禍がきっかけで子ども食堂を始められ、現在その「テンプル食堂」は全国7ケ所(福井、石川に2ヶ所、沖縄、熊本、京都、大阪)にまで広まっています。元旦の能登半島地震はまさにその子ども食堂にいるときに発生、そのままみんなで一夜を過ごしたあと翌2日には輪島に入られ、現在も積極的な支援活動を続けておられます。宗教者だからこそできる支援のやり方がある、と八幡さんはおっしゃいます。
金光教気仙沼教会は、東日本大震災の際に被災者の避難所となり、また多くのボランティアを受け入れて活動拠点の役割を果たされました。お隣の神社とも協力し合いながら、一帯で或る種の共同生活が営まれていた時期もあり、商店街のようなものも自然発生的に生まれたそうです。副教会長で臨床宗教師でもある奥原幹雄さんは、その後ながく地域コミュニティ支援に積極的に取り組まれ、子どもたち向けのサマーキャンプや子ども食堂も運営してこられました。
Local Knowledge MeetUp Spring 2024の最終となる本セッションでは、島薗さんの水先案内で、八幡さんと奥原さんから現場でのリアルな活動を詳しくお伺いしながら、能登の復興について、さらに私たち自身が暮らす地域が将来もし災害に見舞われたときの復興について、ご参加のみなさんと一緒に考え、お話ししていきたいと思います。
開催概要
イベント名称 | 災害と宗教とボランティア ― 地域再生におけるお寺・神社・教会の可能性 ※本イベントは「Local Knowledge MeetUp Spring 2024 いま考える『地域主権』と『新しい復興』」のSession 5として開催いたします。 |
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開催日時 | 2024/4/26(金)19:00~22:00(予定) ※本イベントは見逃し配信を行いません。 |
話題提供者 | 島薗 進さん(東京大学名誉教授) 八幡真衣さん(圓満山本光寺) 奥原幹雄さん(金光教気仙沼教会) |
イベント形態 | Zoom Webinarsを利用したオンライン開催です。 ※お申込みいただいた方に参加用URLをメールにてお送りします。 |
参加料 | 無料 |
参加方法 | 参加登録はこちら ※お申込みは「Local Knowledge MeetUp Spring 2024 いま考える『地域主権』と『新しい復興』」全体として受付いたします。同じ参加用URLでどのセッションにも参加が可能です。 |
主催 | ローカルナレッジ編集委員会(スタイル株式会社、本棚演算株式会社) |
協力 | 一般社団法人・京都大学学術出版会 |
後援 | 京都大学 東南アジア地域研究研究所 |