自然科学

Natural Science

自然科学(しぜんかがく)は、自然現象の中に潜む法則性を明らかにしようとする学問領域です。また、そこで得た知見を私たちの生活に応用するための工学、医学、農学なども自然科学に含むことが多いと思われます(しかし例えば「医学が果たして科学なのか」についてはさまざまな議論が存在します)。自然現象の解析は量子レベルから宇宙まで文字通り桁違いのスペクトラムを対象にします。また最近は自然科学=物質科学、という側面から、この研究が限りなく生命科学に近づいている、という現象が顕著です。ノーベル賞の生理学・医学、物理学、化学という区分はもはや意味をなさなくなりつつあります。最終的に自然科学は物質、生命、宇宙が究極の研究対象になりますから、アストロバイオロジー(Astrobiology:宇宙生命学)に注目が集まるのは必然なのかもしれません。

Local Knowledge MeetUp Spring 2024 いま考える「地域主権」と「新しい復興」

Local Knowledge MeetUp Spring 2024
いま考える「地域主権」と「新しい復興」

4月26日(金)に行なう「Local Knowledge MeetUp Spring 2024」は「新しい復興」がどのようなものであるべきなのかを探る1日だけのミートアップです。魅力的な提言に溢れた書籍の著者、現場の専門家が登場します。...

ミートアップ

建築家、ゴリラ学を学ぶ ― 人類史の知見を活かした復興と再生を考える

プリツカー賞を受賞されたばかりの山本理顕さんは、長年、建築家としてコミュニティのあり方を考え続けてこられました。今般の能登地震において山本さんは、現地で被災し復興に関わっている多くの方々とのお話を重ねるなかで、能登には歴史的にも非常にしっか...

本の場

まちの読書文化を官民連携で支える ― 「公営書店」八戸ブックセンターというユニークな挑戦

3月28日の「本の場」では、開設以来の八戸ブックセンター所長で市職員でもある音喜多信嗣さんにこれまでの歩みを振り返っていただきながら、本にまつわる官民連携の新たなかたちに思いを巡らせます。...

本の場

地域には支援しなければならない多くの人がいる ― 名古屋市守山図書館・志段味図書館の多彩な挑戦

2月29日の「本の場」では、守山図書館・志段味図書館兼任館長の藤坂康司さんから、「みんなのがん教室」以外のさまざまなユニークなイベントについて詳しくご紹介いただきながら、地域の多様な支援の場としての公共図書館の可能性について考えていきたいと...

本の場

名古屋市志段味図書館「みんなのがん教室」のあゆみ ― 「がん×図書館×地域」の豊かな可能性

2月15日の「本の場」では、志段味図書館館長の藤坂康司さんから、丸2年が経とうとしている「みんなのがん教室」の取組みについて、その当初の目論見や継続開催してきて得られた知見をお話しいただきます。ゲストとして彦田さんもお招きし、「がん×図書館...

シュレディンガーの水曜日

循環型社会を実現するプラスチック
-  環境配慮型ポリロタキサン含有高機能ビトリマー樹脂の開発と社会実装

今回の「シュレディンガーの水曜日」は、東京大学大学院新領域創成科学研究科の伊藤耕三教授に「環境配慮型ポリロタキサン含有高機能ビトリマー樹脂」の詳細をお聞きしたいと思います。...

シュレディンガーの水曜日

アートとサイエンスの融合を翻訳学で加速させる方法

「アート思考をビジネスに活かせ」と言われて「わかった。やってみよう」と思えるビジネスマンは皆無でしょう。「アート思考」が直感を根拠にするものであるとすれば、他人はそれを真似できないのが普通です。それに比べると東京工業大学・野原先生のアート×...

シュレディンガーの水曜日

物質が持つ知性はどのように社会実装可能か

ラテン語の「ars」は本来「技」「技巧」「手腕」などを指す言葉ですがここから派生した「artificialis」が現在私たちが使う「artificial 」の語源で、「人工的な(人為的な)」という日本語がここに割り当てられるわけですが、この...

シュレディンガーの水曜日

自然知能を社会実装する:チューリングの功罪から、意思決定する物理「綱引き原理」へ

自然界に存在する生物や物質には、意図的な回路のような構造を持たなくても、適切な入力と出力があることにより、社会的な価値をもたらす情報処理や機能変換などの、知的機能を発現する可能性があります。...