松村秀一建築塾

Architecture and Building Construction

「松村秀一建築塾」は、松村秀一氏が主宰するウェブ読書会です。松村氏は1957年兵庫県生まれ。東京大学工学部建築学科、同大大学院工学系研究科建築学専攻修了。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授を経て、現在は早稲田大学理工学術院教授(理工学術院総合研究所上級研究員を兼務)。また、この間、ローマ大学、モントリオール大学、ラフバラ大学等の海外の大学で客員教授を歴任されています。著書は『団地再生』『建築―新しい仕事のかたち』『箱の産業 プレハブ住宅技術者たちの証言』その他多数ありますが、松村氏が得意とする「建築工法」は建築構造と、建築を作るプロセスにかかわる生産論、そして社会構造などをも射程に入れた幅広い考え方です。「松村秀一建築塾」では早くも伝説になりつつある2023年の東京大学における最終講義の“続編”を展開していきます。

松村秀一建築塾

【レクチャ・シリーズ】:住宅をつくる人々の新しい物語:第6回(最終回)
建築学から解築学へ
松村秀一(神戸芸術工科大学・学長)

これからの建築を考えるには、先ず解体について考えなければならない。昨年11月から続けてきた「住宅をつくる人々の新しい物語」は、この「解築学」をとりあえずの最終章としたいと思う。...

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【レクチャ・シリーズ】:住宅をつくる人々の新しい物語(第5回)
新築至上主義の終焉ー建築の寿命について考える
松村秀一(神戸芸術工科大学・学長)

このレクチャ・シリーズでは、約40年に亘って私、松村秀一が建築生産について考えてきたことや見てきたことに基づいて、建築を造る人々のこれからを物語ってきた。それは、2023年2月に行った東京大学での最終講義において、時間の制約から十分に触れら...

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【レクチャ・シリーズ】:住宅をつくる人々の新しい物語(第4回)
日本の住宅産業の成り立ち
松村秀一(神戸芸術工科大学・学長)

現在の日本の住宅産業の形はどのように出来上がってきたのだろうか。1960年代後半に日本経済を牽引する未来の産業として使われ始めた「住宅産業」という言葉。その言葉が実体化し、様々に展開してきた半世紀の過程を辿ることで...

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【レクチャ・シリーズ】:住宅をつくる人々の新しい物語(第3回)
ジャン・プルーヴェ(Jean Prouvé)に見る電脳時代のクラフトマンシップ
松村秀一(早稲田大学)

20世紀の建築、特に先端的なテクノロジーとデザインの関係を巡って、孤高の、しかも偉大な足跡を残したジャン・プルーヴェ(Jean Prouvé:1901-1984)。エミール・ガレが名付け親で、13歳から鍛冶屋に弟子入りをし、ものづくりを身体...

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【レクチャ・シリーズ】:住宅をつくる人々の新しい物語(第2回)
20世紀を見逃すな - フラーとイームズの教えー
松村秀一(早稲田大学)

しばしば建築の特殊性について次のように語るのを聞くことがある。「建築は一般の工業製品とは違って一品生産だから」。けれども、モノとしての今日の一般的な建築をバラバラに解体してみると、H型鋼にせよ、集成材にせよ、サイディングにせよ、アルミサッシ...

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【レクチャ・シリーズ】:住宅をつくる人々の新しい物語
松村秀一(早稲田大学研究院教授)建築塾:第1回は「新・建築職人論」

松村秀一建築塾「レクチャ・シリーズ」では、約40年に亘って、松村氏が建築生産について考えてきたことや見てきたことに基づいて、建築を造る人々のこれからについて物語っていただきたいと考えています。...

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「和洋折衷」という発明 なぜ和室はなくならなかったのか?

明治維新と日本の近代化。「脱亜入欧」に代表されるように、日本は文明だけでなく文化についても西洋に接近しようと懸命だった。住宅で言えば、洋館と洋室がその象徴だ。...